習字・硬筆 マメ知識

鉛筆の正しい持ち方は!いつまでに身に付ければ良いか・・・

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鉛筆の正しい持ち方を身に付ければ、集中力の向上にも繋がる!

鉛筆の持ち方はしっかりと教えてあげないと変な癖がついてしまうので、「どうせ小学校で正しい持ち方を教えてくれるから・・・」と放っておかないで、家庭でも子供と一緒になって教えるようにしましょう。

正しい持ち方の手順

使う指は、親指・中指・人差し指

まず先から2.5センチ、削った部分から1センチ辺りのところを親指と人差し指で軽く挟みます。

それだけでは安定しないので、中指をペンの後ろに添えて支えます。

ペンの角度は大体机に対して60度になっているか確認しましょう。

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ギュッと握りすぎて角度が90度近くなってしまったり、親指にペンを寄りかけすぎて30度ぐらいになっていないか気を付けましょう!

たったこれだけのことになりますが、慣れるまでは少し大変かもしれません。
練習プリントを使ったり、文字をなぞったりして少しずつ練習していれば慣れてきますし、お子さんと一緒になって根気よく行っていくと良いでしょう。

正しい手順は以上になりますが力加減のポイントとしては無駄な力を入れないことです。
親指・人差し指・中指の3本で持っているかのように見えますが、人差し指は沿えているだけなので力を入れる必要はないです。
人によっては3本の指を同程度の力を入れて書く人がいると思いますが、正しくは力を均等にさせず人差し指は楽にしておいてください。
人差し指に力が入っていると指先が固くなったり、内側の字を書く時に窮屈になったりしますので文字の書きやすさに影響してきます。

また薬指や小指も中指と一緒に沿えている場合も多いです。しかし薬指や小指も沿えていた方が安定するかのように思えますが、紙に字を書いて小指が真っ黒になっていたという経験をした方は意外と多いのではないでしょうか。
そうならないためにも小指は軽く曲げておいた方が良いですし、沿えていると無駄に力が入ってしまい文字が堅くなってしまいます。
小指が真っ黒になっているのは正しく持ててるか、持てていないかが分かりやすくでるものなので覚えておくと良いでしょう☆

このように力加減やバランスが整っていないと正しく持てているようで、しっかりとした文字が書き辛くなります。
持ち方が綺麗であっても窮屈な字を書いたり、動かしづらくて文字以外の線や記号などが書きにくいということも起こります。
ですから持ち方と同時にスムーズに書けるかどうかの力加減のバランスも見ておくと良いでしょう。

いつまでに身に付ければ良いのか・・・

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次にいつまでに鉛筆の正しい持ち方を身に付けたらいいのか、矯正したらいいのかですが、幼稚園や小学生低学年までと考えておくと良いでしょう。
この時期でしたら間違った持ち方をしていても矯正することは比較的簡単になりますが、それ以降になってしまうと癖が身に付いてしまっていて矯正するのが難しくなります。
基本的に間違った持ち方を長いことしていると、それだけ矯正にも時間が掛かりますので、根気が必要になるでしょう。

字が汚くても練習を積めば綺麗な字を書くことはできます。
しかし、持ち方の方は小さい頃に慣れてしまったら年齢を重ねるほど矯正するのが難しく、練習すれば勝手に綺麗な持ち方になるということはありません。
一度覚えてしまった持ち方が一生身に付いてしまうということも少なくなく、できるだけ早い時期に覚えてしまわないといけないでしょう。
小学生低学年でも矯正はまだできますが、慣れてしまっていると間違った持ち方であったとしても、それがその子にとっては一番楽な持ち方となり、正しい方が持ちづらい、書き辛い、書けないといった状況になり、こちらが矯正しようと思っても応じてくれないケースも多々あります。

このように癖に慣れてしまうと難しいのですが、まだ文字を書く経験が少ない年代になればなるほど書きやすさも分からないので、すんなりと矯正に応じてくれます。
この経験をさせるということが大事であり、正しい鉛筆の持ち方をより経験させていくことで自然と身に付けることができます。

小学生低学年でも身に付けられると言いましたが、冒頭で言いましたように学校では一人の教師が生徒全員を担当しますので一人ずつ丁寧に教えてあげることは難しいです。
ですから小学生低学年のお子さんの場合であっても家庭でしっかりと教えてあげる必要があります。

鉛筆の正しい持ち方ができるようになると単純に文字が綺麗に書けるだけではなく、指に変な負担が掛からないので疲れ辛く、勉強に集中ができ、学力や評価の向上に繋がるでしょう。

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