習字を習う3つのメリット
子供の習い事の中で定番の一つとなっている習字。今回は、子供が習字を習うメリットを3つ紹介していきます!
字が綺麗になる
一番のメリットは最初にも述べたように、綺麗な字が書けるようになったり、普段から漢字を書く訓練ができるということです。
近年ではパソコンやスマホが急速に私たちの生活に浸透し、何かモノを書く時はキーボードやタッチパネルを使って入力することが多く、手書きをする機会がどんどん少なくなってきています。
そのため、漢字は読めても手書きとなると実際に書くことができない大人が増加傾向にあり、子供の教育面においても学力の低下が問題視されています。
子供の頃にしっかりと自分の手で漢字を書く訓練をすることは大変重要であり、その点において習字を習う大きなメリットがあります。
さらに、はね、はらい、とめといった細かいところまで注意を払って書く必要があることから、正しい書き順で正しい漢字を書くことができるようになります。
学校の国語の時間で漢字を習っても、自分が書きやすいように自己流で覚えてしまったり、そのまま訂正されないまま大人になってしまうケースもあります。
書道教室では書き順まで正しく指導するため、はね、はらい、とめに留意しながら、正しい書き順で字を書く訓練ができます。
姿勢が良くなる
「字を綺麗に書けるようになる」以外にも実は他にもメリットがあるんです。
先ず姿勢が良くなったり、精神を落ち着かせることができるということが挙げられます。
最近の子供はひと昔前の子供と比較すると、外で遊ぶ機会や時間が減ってきています。反対に家の中でパソコンやスマホでゲームをしたりする時間が長くなり、運動不足になりがちである上、ゲームをする際に姿勢が前のめりになり、猫背になってしまう子供が増えています。
また普段の生活は椅子に座ることが多く、西洋式の生活スタイルが当たり前となってきているため、正座をする機会がほとんどなくなり、正座ができない子供が増えています。
書道教室に通うことで、書き方だけではなく、書く時は机に向かって真っ直ぐ座って、筆を持つ腕は横に張って姿勢を正すというように、正座をしながら、正しい姿勢を学ぶことができるため、猫背を矯正することができます。
集中力を養える
お手本の通りに正しく綺麗な字を書くには、一文字一文字丁寧に集中して書くことが必須であり、真剣に書道に向き合うことで自ずと集中力を高めることができるようになります。
小さいお子さんにとって少し窮屈な時間になるかもしれませんが、1週間に一度僅か30分~1時間「集中する「時間」を設けることは成長時の子供たちにおいてとても大きな影響を与えます。
モノや情報であふれた社会から自分を引き離し、何かに集中する能力や自分と向き合うことを身に付けられるようになると、普段の勉強の効率が上がるだけでなく、時間の使い方を自分で考えられるようになり、自分の意志で生活にメリハリが付けられるようになります。